漢塾寒稽古2017

カテゴリ
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開催日
2017年01月03日() ~ 2017年01月03日()

正月恒例の行事である漢塾寒稽古。

“何故わざわざこのような苛酷なことをやらなければならないのか?”十数年も繰り返し自分に問いかけてきた。

“そこに海があるから入る!”と言えば聞こえは良いが、そうではない。それが答えであれば、そこに海がある以上、いつでも入らなければならなくなる。さすがに冬の海にいつも入るのは嫌だ。冬の海には、この日だけしか入りたくはない。

“今までやってきたことが出来なくなるのが癪だ!”とか、これを止めることで、“ヤワになった!”と言われるのが嫌だとか、昨年までは、そのようなことも気にはなっていた。だが、昨年よりも人間的に遥かに解脱した今では、そのようなことは、もうどうでも良くなった。

15年以上も続けてきたので、今さら止められないから続けるのか?否、そうではない。それも違う。これを止めてしまうことに恐れはない。

なら何故、冬の海に入るのか?

分からない。

これは、漢塾寒稽古に対する永遠の命題である。

とりあえず、今回は私達が健康であることを再確認するために海に入る。心身共に健康でなければ、冷たい冬の海には入れない。どちらかが欠けても無理だ。健康であることに、このような馬鹿が出来る茶目っ気が残っていることに、そして一緒に馬鹿が出来る仲間がいることに感謝の気持ちを抱きながら私達は冬の海に入る。

そう、感謝の気持ちを抱きながら。

 

漢塾寒稽古2017

開催状況
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漢塾7遊姿

今回は、何年ぶりかに荒法師さんも一緒だ。

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指月山

個人的には、この眺めが萩で一番だと思う。何度見ても飽きることのない眺めだ。

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海へ!

やりたくない感満載の漢塾7遊姿の後ろ姿。

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準備運動

海に入る前に体を温めるための準備運動を行う。走る者、準備体操をする者、準備運動は皆それぞれ違う。

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入水

準備運動を終え、いざ海へダッシュ!冷たい海に入るのは及び腰になるものだが、それを気合いでカバーする。勢いで行くしかない!

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ミステリーサークル

腰より上まで水に浸かったところで、円陣を組む。全員の一体感を醸成するために円陣を組むのだが、これを組むのは、誰かが先に陸へ上がらないようにするためでもある。一蓮托生である。ちなみにここでの私の仕事は、円陣を沖へ沖へと引っ張ることである。

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来客

「来るな!」と言ったのに後から追いかけてきた娘と息子の2人。息子はちゃっかり海水パンツまで履いている。もしかして、本当に寒稽古デビューするつもりか?ママには許しを得て来たとは言うが。

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恒例行事

恒例の漢稽古クイズ。ぢよん〇〇作成のクイズだが、今回は難易度がUPしていた。早く正解した順に海から解放されるという従来のルールでクイズは行われた。クイズは漢稽古には、絶対不可欠のものだ。

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初体験

生まれて初めての息子の寒稽古。クイズには不参加だったが、見事にやりきった。海の冷たさに最初はたじろいでいたが、嫌がってはなかった。決して私がやらせたわけではない。自ら望んで海に入ったのだ。マジで。

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ズル

海から上がった後のおやつであるガリガリ君をズルして下にボロボロ落としながら食っていた変態小野。おそらく半分も食ってないだろう。ズルなどせずに全部喰わんかい!これでは、いつまで経っても変態小野から出世することはないだろう。海の藻屑となって一から出直せ!

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売れ残り

最後まで売れ残った伊東さんと変態小野の2人。40歳過ぎた×イチ未婚と未婚の2人。私生活でも売れ残りだ。誰かこいつらに愛の手を!

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思いを残す

思いを残し、菊ヶ浜を後にする。否、寒稽古という拷問が終わり、安堵の表情で立ち去る塾生達。次は1年後。その時、私達はまた一つ歳をとっている。月日が経つのは早い!

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記念撮影

来年の再会を約束し、皆で記念撮影。これが16回目の記念撮影。最近、歳をとったせいか時の経過が早く感じられる。子供の頃は、今の逆だった。それは、感受性が減退したからなのか。この瞬間、瞬間が夢や幻ではないかとさえ感じることもある。時間とは何なのだろうか?決して逃れることの出来ない時の流れの中に私達は身を置いているのだということを痛感する。

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荒法師さん

娘さんも2歳になり、公私共にますます絶好調の荒法師さん。最近、極真空手の3段を取得されたそうだ。3段を取得するには、30人組手を完遂しなければならないらしい。病院行きになる者も多いらしく、3段を取得出来たということは、正に達人の域に達しているということの証である。漢塾の唯一の猛者である荒法師さん。これからもよろしくお願いしたい。

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ランチ

6人で阿武町の道の駅の温泉へ。温泉が午後1時から開場のため、先にランチを食うことに。味は普通だが、ごはんのおかわりが出来るのがグッドだった。ここでまずは、冷えた体の中を温めることが出来た。

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日光浴

ランチを終えても温泉の開場までには、更に1時間以上もあるということで、蒸気饅頭屋横のベンチで暇つぶし。ここで道の駅名物の蒸気饅頭を喰らう。カスタードと餡子の2種類の味がある。この時期には珍しく、お日様ポカポカで暖かだったため、Tシャツでも過ごしやすかった。お蔭で、冷えた体の外側を温めることが出来た。

入浴後

入浴後にロビーでくつろぐ塾生達。寒稽古が終わってから入浴するまでに2時以上が経過していた。ランチと日光浴で、冷えた体を温め直すことが既に出来ていたので、体を中と外から温めるという入浴の効果を享受することは出来なかった。寒さ冷たさという寒稽古から温かさという温泉への入浴のギャップが心地良いのに。多少の気持ち良さはあったが、残念だった。

記念撮影2

次回も再会することを祈念しての記念撮影。伊東さんとは、漢塾寒稽古でしか再会出来ない。そのことを考慮すると、寒稽古を行う意義はあるのかも。毎年、同じことが出来るということの幸せを感じた今回の寒稽古だった。

 


漢塾寒稽古2017” への1件のコメント
  1. 荒法師 より:

    昨日はありがとうございました。
    やはり寒稽古がないと、1年が始まりません。
    塾長の御子息の漢ぶりには感服しました。

    • 塾長 より:

      荒法師さんに参加していただいたおかげで、寒稽古が締まりました。
      ありがとうございました。
      来年以降も息子共々よろしくお願いします。

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