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| 掲載日 2009/01/22 午前6時40分過ぎ。弁当作りの真っ最中に、チャイムが鳴った。
"こんな時間に誰や!非常識な奴やな。宗教の勧誘か何かだったら、怒鳴って追い返したるぞ!"と、意気込んで玄関のドアを開けた。
玄関に立っていた男を見て拍子抜けしたというか驚いた。
そこに立っていたのは、チャックであったからだ。
最後に会ったのが平成15年の5月だから、こいつと会うのは約6年ぶりのこと。
それまでは、初期の漢塾のレギュラーメニューであった総合格闘技を一緒にやったり、ホームページに載せないようなイベントも一緒にやったりしていたのだが、総合格闘技をやめてからは、ピタッと会わなくなっていた。
たまにこいつのことを思い出すことはあるものの、会わないなら会わないで全く問題はなかったのだが。
チャックは、2Lのペットボトルを私に差し出し、「水を入れてくれ。」と言った。
"6年ぶりに再会するのが、そんなくだらん用事でかよ!水なら俺のところでなくても、自宅で汲めよ!"と、思ったが、不器用なこいつは、私に何かを言いたいがために、これを会うきっかけにしたのだと気付き、こいつが何を言うかを窺った。
ペットボトルに水を入れて渡すと、チャックは勢い良く話しだした。
以前勤めていた小料理屋を辞めて、今は市内のホテルで板前をしているということ。
現在、萩の越ヶ浜地区にある笠山の空き地に総合格闘技の道場を作るために、国?市?に許可申請?をしているということなど。
チャックは、私が忙しいことを察したのか、手短に話すと、すぐに帰って行った。
『総合格闘技の道場を作るということ』
チャックが私に伝えたいことは、これであった。
具体的に言えば、あらゆる武道の流派の者やあらゆる格闘技の者が使えるボーダレスな道場を作り、ここからHerosやUFCのチャンプを輩出したいらしい。
金は無いが、道場の建築は、知り合いの工務店に依頼する予定だとも。
道場の理念はとても立派。プロボクサーとして、チャンプになるという夢は叶えられなかったが、今でも夢を追いかけている姿勢もとても立派。
36歳になった今でも、以前と変わらず、好きなことには子供のようにキラキラと瞳を輝かせるこいつのことは、素晴らしいと思うし、好きである。
だが、しかしである。現実主義の私であるがゆえに、友人であるゆえに、?と思ったことを率直に言わせてもらう。
チャックよ!金が無いと道場は建たんぞ!
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