

新春寒稽古 2007 |
もしや、こいつバっくれるんじゃないか?何度も鳴らす携帯にでない小野に対して多大なる不信感を持った。この時、集合時間までは30分をきっていた。これは、家まで迎えに行くしかないと思い、荷物をまとめ車に乗り込み、小野の家に向かった。小野の家は私の家から車で3分ほどの距離。家に着くなり、小野を呼んだ。
「は〜い!」の声で、私を出迎えてくれたのは、小野の母ちゃんであった。「少し待ってくださいね!」の言葉に私はホッと胸を撫で下ろした。どうやら逃げたわけではなかったようだ。待つこと5分。朝のお勤めを終えた小野が家から出てきた。開口一番「今から行くつもりだったんですけど。」と一言。本当にそのつもりだったのかどうかは分からないが、そんなことはどうでも良かった。とりあえずは、小野の身柄を確保したことで安心していた。
問題は菊ヶ浜に何人が集まっているかであった。声をかけた者が全員集まるとすれば、9人にはなるはず。別に一人一人を疑っているわけではなかった。ただ、実際に集まったのを見届けるまでは、安心できなかったのである。
だが、私の不安は菊ヶ浜に到着した途端に消し飛んだ。そこには、参加予定者の全てが集まっていたのである。参加者は、私を含めて9人。過去最高の参加人数であった。この日は、気温10℃くらいはあるのではなかろうかという暖かさで、砂の上を歩いても冷たさや痛さを感じることはなかった。非常にやりやすい条件ではあるのだが、常日頃から大雪の中でやりたいと思っている私にとっては面白くなかった。
昨年と同じく、まずは体を暖めるためのランニングから始め、それが終わってから相撲を行った。昨年と違うのは、昨年は特定の者だけで行った相撲を全員で行ったことである。主に足と手だけしか動かさないランニングと違って相撲は全身運動である。相手と体全体を使ってコンタクトするため、体を関節から指先まで、まんべんなく動かせる。よって、体を暖めるのにも、ストレッチ効果を狙うにも相撲は準備運動に最適なのだ。
2回取組をした頃には、全員が完璧に体が暖まっていたようだった。これで海に入っても良いと判断した私は、波打ち際で全員を横に並ばせ、「行くぞぉ〜!」の言葉で全員を海に入らせた。
 海の水は、気温に関係なく冷たいのでは?と予想していたのだが、予想どおりに冷たくはあったものの、昨年よりは水温が高かったように感じた。よって、水に浸かる時間を長くすることにした。一人づつ、ゆっくりと大声で10まで数え、それを3巡。そして、それが終わったら一人づつ今年の抱負を語った。それでも、全部終えて海から上がるまでは7〜8分だったのではないだろうか。昨年よりは僅かながらに長く水に浸かったのだが、物足りなく感じたのも事実だった。
今年の寒中水泳のテーマは「常夏」ということで、海から上がるなり、寒中水泳初参加の須保を砂に埋めた。この須保という男は、こういうことが好きというか、思考回路が飛んでいるというか、なかなか私好みの男である。海中で語った「今年も塾長について行きます!」の言葉どおりに、しっかりと今年も私について来て欲しいものである。
それが終わってから、まだまだ泳ぎ足りないものは再び海に向かった。今年は、再び海に入る余裕があるということだ。そして、再び海に入った時に思いついた。海の中で、寒中水泳の締めであるアイスを食ったらどうかと。これは、今まで考えたこともない試みだった。これまでは、水に浸かるので精一杯でそこまで考えつかなかったというか、寒さのあまり考える余裕がなかったのである。「海に入って食おうぜ!」という私の呼びかけに応じたのは、4人。アイスを食うまでは海から出てはならないため、こればかりは厳しいと思い、全員に強制することはしなかった。
しかし、いざ5人で海に入ってアイスを食ってみると、これが思ったよりも大したことなかった。アイスを持つ手が冷たいだけで、体が中から冷え切ることもなかった。拍子抜けした感もあったが、これが今までのような寒さの中でのことなら、厳しいものになっていたに違いない。
結局、全て終えたのは開始から40分後のこと。水温の高さと、気温の高さに不満を感じはしたが、これは自然条件だから仕方がないことである。ただ、厳しい目で見ても、これまでと違った試みができたことと、全員が首まで海水に浸かれたということで、全体的には満足のいく今回の寒中水泳だったように思う。
寒中水泳は来年もやる。また今年のように大人数でワイワイやれたら楽しいものになるだろう。が、暖かいのはもうコリゴリだ。願わくば、大雪が降りますように!
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ランニング

まずは走る。 |
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記念撮影

皆で記念撮影 |
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相撲

体を暖めるために相撲をとる。皆、本気になっていた。 |
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塾長vsタクジ

背後からアホの末が忍び寄る。 |
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タックル成功

塾長にタックルを成功。見事、グラウンドに持ち込む。 |
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ダブル腕ひしぎ十字固め

すかさずタクジとアホの末でダブル腕ひしぎ十字固め。タップを奪う。 |
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常夏

今回のテーマは常夏。ボディボードと足ヒレで夏を演出する。 |
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スタート

一斉に海に駆け込む |
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砂遊び

今は常夏ということで、砂遊びに興じる。 |
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完成

砂に埋められて満足気な須保。 |
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ギャラリー

幸坂とソーメンが観客として参加。来年は、泳げよ!ちなみに右端の子は、和光の甥っ子である。 |
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荒法師さん

昨年に引き続き参加していただいた荒法師さん。空手のためにウエイトを増やされたそうで、2回りぐらい体が大きくなられていた。ゴツさを増して、更に強くなられたことだろう。今後もいろいろとお付き合いをお願いしたい。
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アホの末

こいつには言うことはない。 |
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タクジ

海に入ろうか入るまいか迷っていたタクジ。だが、結局は海に入った。何だかんだ言ってやる時はやる タクジ。これからも頼むでぇ。
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村田

寒中水泳初参加の村田。立派に最後までやり遂げた。見かけは、今風だが、なかなか根性がある。これからの活躍が期待される |
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村上さん

今回初参加の村上さん。村上さんの持参した浮き輪と足ヒレなどのおかげで、常夏が演出できた。感謝、感謝である。村上さんには、今後も漢塾のイベントに参加してもらうつもりだ。
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小野

寒さには弱い小野。だが、寒さに弱いからといって寒そうに振舞ってはいけない。今は常夏なのだから、常夏のように振舞わなければならない。まだまだである。
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藤原さん

2002年の初回から参加の藤原さん。寒中水泳に対するひたむきな姿勢には心打たれる。今後も参加をお願いしたい。 |
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須保

寒中水泳を終え、風呂に入ることもなくバイクで周南市に向かった須保。海から上がったばかりの冷え切った体で乗るバイクはさぞかし寒かったことだろう。
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パピコ

本当は、袋に入ったかき氷を予定していたのだが、この時期にかき氷やガリガリ君のようなソーダ系アイスはどこにも売ってなかった。よって、白羽の矢が立ったのがこれ。味は美味しいが、持つ時の冷たさと、食い難さには定評がある。
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海で

海中でアイスを食す。 |
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完食

見事に完食し、海から上がる。 |
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和光&撮影者N

写真撮影をしてくれた2人。和光は昨年に引き続き写真撮影を引き受けてくれた。撮影者Nは、自宅から走ってきての写真撮影を引き受けてくれた。大変有難かったのだが、来年は寒中水泳に参加していただきたい。
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くつろぐ

温泉にはいってくつろぐ参加者達。今年も良いことがたくさんあるに違いない |
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