第04回 漢塾アームレスリング大会

カテゴリ
 ARMWRESTLING
開催日
2005年04月17日()

塾長評(総評)

天まで突きぬけるかのような青空の下、第4回漢塾アームレスリング大会が行われた。左利きの参加者のニーズに応えて、今回から左の部も行うことになったため、参加者は左右合わせて19人と、過去最多の人数となった。 また、県内でも最強と言われる、村田3兄弟のバックアップもあり、大会は大いに盛り上がった。左右とも総当り戦でやったため、全ての試合が終わるまでに3時間もの長き時間を要してしまったが、どの試合も全てが熱い闘いであった。

今回、右の部では、前大会覇者の山本が不参加の中、他との実力の違いを見せつけてくれたのが前大会準優勝者の師井だった。前大会からの半年間で相当の修練を積んだのだろう、ハッキリと実力アップしているのが分かった。他を寄せつけない見事な勝利での優勝であった。

そして、大会初の左の部だが、これも今回初参加の上田が、他との実力の違いを見せつけて、余裕で優勝をかっさらった。こんな普段、筋トレだけしかしてない奴が優勝したのでは面白くもクソもないが、これからの修練次第では、更に強くなるに違いない頼もしい素材である。

個人的に前回よりもレベルアップしているのが見てとれたのは、兼崎、松浦、戸川の3人、初参加者で、すごいと感じたのは、島田と柴田の2人だった。この5人は、ますます強くなりそうな気がした。大会全体のレベルは前回よりも明らかにアップしている。同士達と塾生達との間に良い競争関係が生まれているからだと思うが、この良い関係が続く限りは、大会のレベルもどんどんアップするし、大会自体もますます面白いものになるだろうと感じている。

盤の上では、敵同士ながらも、試合が終われば同じアームレスリングを愛する仲間である。アームレスリング大会を終えて感じるのは勝敗よりも、大会を通して、同じものを愛する多くの者達と出会え、仲良くなれたことが最大の収穫だということである。

大会結果

右の部

島田 新宅 末成 藤井 上田 岡村 兼崎 柴田 戸川 山本 松浦 坂野 師井 小野 浜田
島田
×
×
12
2
新宅
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
2
12
末成
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
4
10
藤井
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
4
10
上田
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
4
10
岡村
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
4
10
兼崎
×
×
×
×
10
4
柴田
×
×
×
×
×
×
×
7
7
戸川
×
×
×
×
10
4
山本
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
2
12
松浦
×
×
12
2
坂野
×
×
×
×
×
9
5
師井
14
0
小野
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
1
13
浜田
×
×
×
×
×
9
5

050417_1302_00

優勝:師井(14勝0敗/写真左)

2位:島田(12勝2敗/写真中央)

3位:松浦(12勝2敗/写真右)

 

勝数12勝同士で準優勝決定戦を行い、

結果島田が2位!

左の部

島田 新宅 中村 横山 末成 藤井 上田 岡村 小松 柴田 戸川 山本 村田 師井 小野
島田
×
×
12
2
新宅
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
2
12
中村
×
×
×
×
×
×
8
6
横山
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
1
13
末成
×
×
×
×
×
9
5
藤井
×
×
×
11
3
上田
14
0
岡村
×
×
×
×
×
×
8
6
小松
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
3
11
柴田
×
×
×
×
×
×
×
×
6
8
戸川
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
2
12
山本
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
3
11
村田
×
×
×
×
×
×
×
×
×
5
9
師井
×
13
1
小野
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
4
10

050417_1302優勝:上田(14勝0敗/写真左)

2位:師井(13勝1敗/写真右)

3位:島田(12勝2敗/写真中央)

 

全勝で、初出場の上田が優勝!

塾長評(個人評)

横山

横山とは、市民体育館で2ヶ月前より一緒に練習をしてきた。非常に練習熱心で、メキメキ実力もついてきたのだが、不慮のアクシデントで負傷し、途中退場となった。右の部に出場できていたならば、活躍していたであろうと思われただけに誠に残念である。しかし、彼の精神力ならば、また復帰して以前よりも強い勇姿を見せてくれるに違いない。とにかく今はよく養生していただきたい。怪我が早く治ることを心より祈る。

島田

体は小さいが力持ちとは、彼のことを言う。さすがに村田兄弟の元で鍛えられているだけあって、テクニックも勝負の粘り強さも目を見張るものがある。まだ、アームレスリングを始めて長くはないと思うが、師匠の指導の良さと、彼の熱心さから次回大会には更に強力になって現れそうだ。

新宅

どこから来たか聞いてなかったが、試合を見ていて、まだアームレスリングを始めて間もないように思えた。粘りがあるとかないではなく、明らかなパワー不足であった。でも、今から気合いを入れて修練を積めば、もっともっと強くなるはず。次回大会での活躍を祈る。

中村

彼も横山と同じく、2ヶ月前から私と一緒に練習を始めた。横山と同じく、物事に熱心で、一つのことに対して馬鹿になれる性格のため、短期間でメキメキ腕を上げていた。初出場で、5位は立派。今後も今までと変わらぬ修練を積めば、更に上に行けるはずだ。負傷した横山の分も頑張って欲しい。

末成

4月に人事異動があって以来、仕事が忙しくてトレーニング不足になりがちだったのだが、このメンツでこの順位は立派と言っても良いだろう。なかなか上位陣には歯が立たないが、大会の度に実力がアップしているのは間違いないので、このまま修練を積んでいただきたい。上の者に追いつけるかどうかは、トレーニングの創意工夫次第だ!

藤井

県の大会でも活躍していた彼がこの順位とは、一体どうしたことだろう?前回の大会でも感じたのだが、明らかな練習不足とトレーニング不足が原因であると思われる。鍛えれば強いのだから、是非とももう一度気合いを入れなおして鍛えていただきたい。素材は良いのに鍛えないなんて本当に勿体ない!時間が無いは、言い訳にならない。10分もあれば、有効なトレーニングはいくらでも出来るぞ!

上田

筋トレと女とパチンコしか趣味がないが、今回はその趣味が活かせた。こいつに大会に出ないかと連絡したのが丁度1週間前。それだけの短期間しか準備期間が無かったのに、見事に左の部門で優勝をものにした。今後練習さえすればますます強くなるのは間違いないので、まずは女とパチンコを絶ってアームレスリングに打ち込んでいただきたい。目指すは、村田兄弟だ!

岡村

初めての出場で、この順位は立派。こいつのことは、いつか漢塾通信に書こうと思っている。それほど根性のある、私の高校の時のラグビー仲間である。元々、負けず嫌いで、体を鍛えるのが好きなため、練習さえすれば確実に強くなるものと思われる。次回大会にも是非とも参加していただきたい。

小松

彼は仕事で山口まで通っていて、仕事で帰りが遅くなるにも関わらず、極力練習には顔を出していた。その頑張りが報われて3人に勝つことができた。私は、彼の努力を称えたい。最初は目茶苦茶弱かったのに、ここまで強くなれたのだから。彼とは、今後も一緒に頑張っていきたい。

兼崎

彼は前大会では、用事があって途中で帰ってしまったのだが、今大会では右の部だけ全試合出場した。それにしても、こいつのレベルアップのしようはどうだ!驚きである。おそらく、前大会の出場者の中で彼が一番強くなっているように見えた。いやはや、マジで天晴れである。

柴田

虫も殺さぬような優しい顔をしているのに、試合では並々ならぬ気迫を見せた。最後の方は、スタミナ切れの感 もあったが、小さい体に似合わぬ気迫溢れたファイトは立派だった。まだまだ強くなる。次回大会では、更に強くなった姿を見せて欲しい。

山本

彼も経験が少ないのか、彼の試合には粘りも気迫もあまり感じられなかった。経験や力量の差を埋めるものは気迫だ!次回大会では、どいつにも負けないという気迫を持って試合に臨んでいただきたい。思いの力は強そうな彼なので出来るはずだと思う。頑張れ!

村田

こいつは、大会前日に声をかけた。大会前日というのによく怖じ気づかずに参加してくれたことに感謝している。現在、右腕を負傷中で思うようなプレーができなかったと思うが、空手の有段者だけあって見事な極真魂を見せてくれた。さすがである。

戸川

こいつは確実に強くなっていた。こいつも元来負けず嫌いの性格で、また、人のアドバイスを聞き入れるだけの謙虚さも持っている。私がダンベルを買えと言って、すぐに購入したのが1週間前だった。そして、それだけの短期間であっても、少しではあるが、パワーアップしていた。次回大会までは半年ある。こいつには十分過ぎる時間だ。目指すは優勝だ!

松浦

こいつもダンベルを購入して、それで鍛えていただけあって、確実にパワーアップしていた。そして、やはり結果を残した。こいつのセンスはずば抜けている。これからもダンベルで更に筋力アップをするとともに、実戦練習を積んでいけば、優勝も夢ではない。

坂野

やはり坂野は強かった!その強さの前に坂野狩りを目論んでいた末成の野望はもろくも崩れさった。長年の経験から培ったスピード、テクニック、戦術というものは、やはりすごいものがある。その良い人柄とともに今後も塾生達の良い見本になって欲しい。

師井

師井は、強いだけでなくなかなかの人格者でもある。以前、私が贈った漢塾Tシャツを着てきてくれたのだ。彼のこの行為にはジーンときてしまった。彼には何も言うことはない。これからも大会に出場し続けてどんどん活役していただきたい。本当に良い奴である。

小野

良く頑張った。私は彼の優しい性格が好きだ。その優しさが邪魔をしてなかなか勝負に徹することができず、実力を出し切れていないが、彼はそれで良いと思う。練習すれば、まだまだ強くなれるはず。今後に期待する。

浜田

こいつのパワーは塾生の中でも一番である。しかし、スピードがないのが最大の欠点であるため、自分よりも力の弱い奴に負けている。しかし島田との試合では、こいつのパワーをまざまざと見せつけられた。スピードさえつけば、優勝にも十分絡めると思うので、スピードをつけるのを課題にこいつを鍛えるつもりだ。

開催状況
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開始前

試合が始まるまで、暇そうに待つ参加者達。

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名誉の負傷

救急車に乗り込む横山。一日も早い復帰を願う!

050417_1305
記念撮影

試合終了後、敵同士だった漢達は打ち解け合い、友好の証に皆で記念撮影。


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