第10回 漢塾アームレスリング大会
- カテゴリ
- ARMWRESTLING
- 開催日
- 2007年10月28日(日)
今大会のハイライトは間違いなく今回初導入の新人戦であった。新人戦は以前から、参加者達から要望があり、また私も構想として持っていたものだ。それが今まで実現しなかった背景には、新人戦を行っても、盛り上がるほどに参加者が集まるのかどうかという不安があったということがある。
しかし、今回は参加者が少なければ少なくても構わないという強気な態度で、思い切って新人戦を強行したわけだ。それが吉と出るか、凶と出るかは、試合当日になってみなければ分からなかったのだが、蓋を開けてみれば、新人戦には左右合わせて17人もの参加者があり、なかなかの盛況のうちに新人戦を行うことができたのである。
ただし、新人戦とはいっても、アーム歴2~3年の者もいれば、1ヵ月以内の者もいるので、経験にはかなり差がある。本来であれば新人戦という名を冠したのならば、アーム歴1年以内とかの規定を設けるところであろうが、そのようなものを設けては人数が減るので、今大会では細かいことは言わないことにした。
新人戦の中で、私が注目したのは、本当の意味での新人であるアーム歴何ヶ月かの10代や20代前半の若者であった。勢いの良さといい、エナジー溢れるプレーといい、この若者達は、これからの多大なる可能性を感じさせるダイヤの原石達であった。彼らには、たくさんの時間がある。もし、この先何年もアームに対する情熱を変わることなく持ち続けられるのであれば、地元の英雄である村田兄弟のように全国大会で活躍する者も出る可能性だってあると思う。彼らには、より高いところを目指して、精進を重ねていってもらいたいものである。
また、一般の部であるが、常連の強豪に村岡兄弟、澤江といった実力者を加えたために決勝リーグの闘いは熾烈を極めた。結果的には、ライトが澤江、レフトが石津といった実力が頭一つ抜けた者が優勝したのだが、対戦順が変われば、上位3人はもしかすると結果が変わっていたのではないかと思えるほどの接戦であった。
澤江は何年も前から山口県では名の通っている実力者だが、その澤江を脅かした石津、田坂の両名はとてつもない実力の伸びようだと感じた。少なくとも、この両名の実力は半年とは比べものにならないほどになっていた。驚きである。
大会を通して感じたことは、アームに対する情熱が強い者ほど、強くなっているということ。情熱の強さが練習量に反映してくるのだから、それも当然だろう。次回は、これまでの構想と今大会の反省を踏まえて、大会自体を少しいじくる。雑な運営をきちんとするとともに、もう少し緊張感があって楽しめるものにするつもりなので、今後ともご愛顧よろしくお願いしたい。
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