アームレスリング練習風景

カテゴリ
 ARMWRESTLING
開催日
2016年01月11日() ~ 2016年01月11日()

DSC0148411月より練習用のストラップを交通安全の蛍光タスキから柔道着の帯に変えた。ストラップとは、お互いの手が離れないようにするために手と手を括りつける紐みたいなものだ。

ムラポンにストラップの余分な部分を握り合ってないもう片方の手で引っ張ってもらえば、両腕でやっているのと同じ効果があり、しかも握りの強さとヘッドと呼ばれる掌を握り拳にした部分が強くなるという特典も付いてくるとあって、アームを強くするには最適な練習方法なのである。

当初は、競技用のストラップを使っていたが、すぐに私が勝てるようになったことと、ストラップが千切れたことから、すぐに競技用のストラップより幅が広く、長さが長くて丈夫な交通安全用の蛍光タスキに変えた。

これによりムラポンがパワーアップし、また私が負けるようになった。が、半年もすればムラポンの強さにも慣れ、今度はパワーアップした私が勝つようになる。しかし、それも1~2ヶ月の間で、今度はパワーアップしたムラポンが勝つようになる。DSC01486

そのような勝ったり負けたりを繰り返しながら私達は強さの階段を上がってきた。この練習で分かったことは、“負ける”方が強くなるということだ。

相手の強さを体に叩き込み、必死に抗うことで、本来持っている力を引き出せたりパワーアップしたりする。また、自分の足らない箇所を鍛えることも出来る。

“負ける”ということは嫌だし、面白くないが、強くなるためには必要なことなのだ。

11月より交通安全用のタスキから柔道用の帯に変えた理由は、実家にあるアームレスリング台で練習が出来る状況になったということもあるが、もう一つは更なる私のパワーアップを狙ってのことである。DSC01539

柔道用の帯はハードである。何しろ交通安全用のタスキよりも幅が広く、長く、しかも厚さがブ厚いのだ。おかげで、ムラポンの引っ張り易さは更にアップ、私の握り易ささは更にダウン。これによりムラポンには全く歯が立たなくなってしまった。

はっきり言って、半年ぐらいでは、ムラポンに追いつける自信が無い。というか、ずっと追いつけないかもしれない。そう思うぐらいに今のムラポンとの実力差は大きい。

今でも自分の成長ぶりには、確かな手応えを感じているが、まだまだ物足りなく感じるところはある。だが、もしも今の練習でムラポンに勝てるようになったら、表の世界に積極的に打って出ようと思う。

目指すは、最強だ!!

開催状況
 DSC01526
【筋トレ小屋】

アームの練習は筋トレ小屋で行う。30年以上、筋トレを続けてきた由緒あるボロ小屋で週2回、2人で1時間ほどきっちり練習を行う。たまに見学者や参加者が来ることもあるが、基本は2人で行う。私達は着実に力をつけている。

 

 

 DSC01543

【ストラップ】

柔道帯でのストラップ。ストラップの最終形が柔道帯だ。これは握り難いことこの上ないのでヘッド(握り拳)を鍛える良い練習になる。この上があるとすれば、鉄の鎖ぐらいのものだ。

 DSC01509

【エルボーパット】

練習のやり過ぎとアーム代の劣化のため、エルボーパッドが破損。新しいアーム台を買う金も無いので、タオルを代用している。これはこれで肘を鍛えることが出来る。

 

 

 DSC01541

【ライトハンド】

ストラップでのライトハンド。吊り手では30秒耐えれば良い方。かみ手であれば調子良ければ1分近く耐えることができる。だが、どちらにしろ勝つことはできない。

 DSC01552

【レフトハンド】

ライトハンドよりは劣るレフトハンドのはずが、かみ手においてはライトハンドよりも長く耐えることがある。調子が良い時は、一瞬であるが攻めに回ることも。だが、これにおいても残念ながら勝つことは出来ない。力の差はかなりある。

 DSC01512

【拷問】

ストラップを終えると、ここからはムラポンの練習だ。速く攻めたり、じわじわとゆっくりなぶり殺すように攻めたりと、塾長の拷問が始まる。速く攻めようとじわじわと攻めようと、腕が上がって力が入らないようになるまで攻め続けられる。

7年間もこの拷問に耐えてきたムラポンはこの地獄の攻めに慣れきってしまい最近は楽勝のムードも漂わせているが、これまでこの拷問にあった者はことごとくケツを割り、二度とここを訪れることはなかった。初心者であろうと経験者と同じようにビシバシ行うこの拷問は、軽い気持ちや興味本位だけでは、受け続けることは出来ない。覚悟や明確な目標なり目的が必要だ。

 DSC01505

【拷問2】

拷問も終盤になると、ムラポンの力が入ってないのが良く分るようになる。そうなったら、更に地獄の攻め苦を与える。あの手この手えでムラポンの手を完全に壊しにかかる。これは、面白がってやっている訳ではない。“腕を完全に壊して家に帰ってもらおう。”という愛のムチなのだ。

筋肉や腱というものは、壊せば壊すほどに強くなる。実際、ムラポンは初めて私と腕を交えた時と比べて別人のように強くなっている。

努力は人を裏切らない!

 

 DSC01521

【遊び心】

拷問の途中で、時々相手の肘を浮かせるぐらいに相手の腕を吊り上げる。写真からは分かりにくいかもしれないが、エルボーパットからムラポンの肘が浮いている。私のトレーニングと釣り好きなのを兼ねての行為なのだが、面白半分でやっていることも否定はしない。

吊りは楽しい!!

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です