第03回 漢塾アームレスリング大会

カテゴリ
 ARMWRESTLING
開催日
2004年10月24日()

塾長評(総評)

天まで突き抜けるような澄みきった青空の下、第3回漢塾アームレスリング大会が予定どおり開催された。今回の大会は、血気盛んな若者達とのアームレスリングを通しての交流や、県内各地で活躍している同士達の参加もあり、大会は今までにないほどの盛り上がりを見せた。

また、実力的にもハイレベルな同士達のおかげで、大会のレベルは飛躍的に向上した。そのおかげで、塾生達は肩身の狭い思いをしたかもしれないが、県レベルの実力を持つ同士達と手合わせ出来たことは、貴重な経験になったはずだ。

個人的には、我が漢塾ホープの松浦が、県内の大会でも活躍している藤井を退けて、3位に入賞したことに嬉しい驚きを感じている。それは、5位に入賞した戸川にも同じで、この2人は、まめに鍛えさえすれば、そこそこ強くなるのではないかと感じた。

それにしても山本は強かった。2位以下を全くよせつけない、完璧な勝利だった。技術云々とかいう問題ではなく、力の強さが、他の者とは違い過ぎた。

2位の諸井も強かった。アームレスリングの経験が短いことから、山本には遅れをとったが、その実力は予想を大きく上回るものだった。真面目な性格で、がんばり屋さんであることから、次回大会には数段強くなってくるはずだ。

他の塾生や同士達もよく頑張っていたと思う。最後まで勝負を諦めない姿勢が良かった。だから、どの試合も見ていて面白かった。

しかし、厳しいことを言わせてもらうならば、もっともっと強くなることが必要だ。次回大会では、山本や諸井、まだ見ぬ強豪を倒すぐらいの気持ちで、日々のトレーニングに励んでいただきたい。やれば出来るはずだ。

次回大会は、半年後の4月中旬か5月中旬を予定している。「男子三日会わざれば刮目して見よ」の諺どおり、3日あれば変われるのだから、半年もあれば、見違えるほど強くなることも可能なはずだ。俺は次回大会で、強くなったお前達と会うのを楽しみにしているぞ!

大会結果

  坂野 師井 末成 伊東 小野 山本 水津 川道 兼崎 戸川 藤井 松浦
坂野 × × × × 7 4
師井 × 10 1
末成 × × × × × × × × 3 8
伊東 × × × × × × × × × × × 0 11
小野 × × × × × × × × × 2 9
山本 10 0
水津 × × × × × × × × × 2 9
川道 × × × × × × × 4 7
兼崎 × × × × × × 4 6
戸川 × × × × 7 4
藤井 × × × × 7 4
松浦 × × 9 2

041024_1211優勝:山本(10勝0敗/写真中央)

2位:師井(10勝1敗/写真左)

3位:松浦( 9勝2敗/写真右)

 

勝数10勝同士で優勝決定戦を行い、

結果山本が優勝!

塾長評(個人評)

優勝 山本

県大会でも活躍している山本にとって、今回のメンツはもの足りなかったかもしれない。それほどに、こいつは強い。特に、私を驚かせたのが、こいつの肩と背中と腕の筋肉のつき方だ。昨年、中国大会で会った時よりも、遥かにゴツくなっているように見えた。無駄な脂肪は一切なく、正に、アームレスリングにふさわしい体になりつつあるようだ。おまけに、伸ばした髭もかなりGoodだ。

本気で筋トレをやり始めたかららしいが、力の方も見かけどおり、以前、練習した時よりもかなり強くなっていた。この調子でいけば、一年後、二年後には全国でも名を馳せるようになるのではないだろうか。

準優勝 師井

まだアームレスリングを本格的に始めてから半年ぐらいだという。山本には、まだ及ばないが、3位以下を全くよせつけなかったのはすごい。パワーもあるし、スピードもある。最近、下関のアームレスリング大会で優勝したというのも頷ける。

真面目でひたむきな性格が非常に好感を持てるナイスガイだ。只今、伸び盛りのため、次回大会には数段強くなってくることだろう。山本や未知の強豪との対戦が今から楽しみである。

3位 松浦

この面子での3位入賞は立派!県大会や中国大会でも活躍している藤井を倒したのは、大金星だ。自分の実力が本物であることを、今大会で証明した。しかし、山本や諸井と比べると、まだ実力に差がある。

やはり、筋トレや、実戦練習をすることが必要だ。何もしなくても、ここまで強いのだから、やれば、かなりのレベルの強さになることは間違いない。私は忙しくて相手できないので、自分でしこしこトレーニングして、山本や師井との差を埋めていただきたい。

4位 藤井

県大会や中国大会でも活躍している藤井が一体どうしたことだろうか?3ヶ月も練習をしていなかったというから、パワーが落ちたり、勝負勘というものが鈍ってしまったのかもしれないが、それにしたって、うちの松浦に負けるようではいけない。

練習さえ復活させれば、以前の強さが戻ってくると思うので、次回大会では、本来の実力で暴れまくっていただきたい。お前はこんなものじゃないはずだ!

5位 戸川

やはり、まだ彼女も作らないで、パチンコに熱をあげているらしい。いや、パチンコばかり行っているから彼女が出来ないのではなくて、こいつがモテないから彼女が出来ないのだ。こいつの唯一の楽しみであるパチンコで勝てればいいが、連敗街道まっしぐららしいので、こいつの人生、何も良いことがないように思う。それでも、アームレスリングをしている時は、多少なりとも輝いて見えるので、次回大会にも呼んでやるつもりだ。

6位 坂野

坂野は若く見える。とても私と同じ歳には見えない。只今、彼女を募集中らしい。紹介してあげたいけど、私は紹介してあげることが出来ないので、誰かいい人がいたら紹介してあげて欲しい。

小さくて細いが、みかけによらず、なかなかの実力者である。今のところ、うちの塾生の中で、松浦、戸川以外では相手にならないが、坂野をライバル視して、次回大会では倒そうと目論んでいる奴がいるので、倒されないように、よく精進しておいていただきたい。

7位 川道

まだアームレスリングを始めて、間もないらしい。私より一つ年上で、大会出場者の中では一番高齢だが、試合では若者を圧倒する並々ならぬ気迫を見せてくれた。少し長渕剛にも似たダークで野暮ったい雰囲気も渋くて良い。出場選手の中では、異質のオーラを発散していた。

これからの精進次第で、上位に絡んでくるかもしれない。アームレスリングの練習には、まめに参加されているようなので、また会うのが楽しみだ。

8位 兼崎

041024_1122まだ22歳と若いのに、一児のパパだ。子供の名前は聞いてなかったが、パパに似てなくて可愛いかった。こいつは、私の親友の10年前の姿を見ているようで、非常に親近感がわいた。しかし、似ているのは外見だけで、こいつの方が遥かに力も根性も上だった。

野球の試合があるからと言って、山本との一試合だけ残して、宇部まで帰って行った。そこまでして大会に出場してくれたことは本当に有難かった。とてもいい奴だと思った。

9位 末成

この豪華な面子ではこんなものだろう。この世の垢にまみれて、穢れて穢れて、穢れきっていた奴だが、遍路に行ってからは、多少、穢れも落ちたらしく、いくらかは人間らしくなったように思える。

人間らしくなったおかげで、負けて悔しいと思ったようだ。とりあえず、打倒 坂野に燃えているみたいで、アームレスリングに対してのモチベーションもかなり上がっているように見える。筋トレが好きな奴だから、今からの精進次第では、次回大会で坂野に追いつけるかも?

10位 水津

第一回大会の覇者だが、この結果。この結果は結果として真摯に受け止めなければなるまい。手首を傷めてのトレーニング不足が、この結果には影響しているのだろう。しかし、こいつの実力は、こんなものではないはずだ。

まずは、年内ぐらいは、痛めた手首を労わって、トレーニングを休んでもいい。そして、手首が完治したら、またバリバリ鍛えまくっていただきたい。こいつの潜在能力は、私も羨ましいと思うほどのもの。今後の努力次第では、次回大会での上位入賞も可能なはずだ。

10位 小野

こいつは、順位以上の活躍をした。負けはしたが、好勝負もたくさん演じた。見ていて面白かった。日頃からトレーニングをまじめにやっていることは、試合から見てとれた。スタートの出だしさえ早かったら、もしかすると、もう一勝ぐらいしていたかもしれない。

今回、強豪達と手合わせをして、自分の力の無さを痛感したことで、もっと強くなりたいと、かなりやる気になっているみたいだ。こいつは必ず強くなるはずだ。

12位 伊東さん

奮闘及ばず、一勝も出来なかった。でも、よく頑張ったと思う。確かに、他の者達と力の差は、あり過ぎるくらいにある。次回大会で上位入賞なんて、今の段階では考えられないだろう。

しかし、諦めないことだ。諦めれば、そこで終りだ。諦めずに、精進し続ければ、必ず強くなる。だから、まずは一勝することを目指して欲しい。お前は、最初は誰にも勝てなかったのに、努力して勝てるようになったじゃないか。俺は、お前がもっと強くなることを信じているぞ!

開催状況
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飛び入り参加?

菊ヶ浜に遊びに来た北九州の若者達の集団。大会開催前に興味を示し近寄ってきた。塾長に若者代表がチャレンジするが若者は惨敗。掌をあわせた記念に写真を撮る。

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優勝賞金授与

優勝賞金五千円を受け取る山本。漢塾の賞金は現生裸渡し。もう少し色気がほしいところ。
賞金の高額化及びアームレスリング台がほしいのでスポンサー求む!

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記念撮影

試合終了後、敵同士だった漢達は打ち解け合い、友好の証に裸で記念撮影。
みんなの記憶に深く残ったことだろう。決してホモ集団の集会ではない。
しかし、次に会うときには再び敵同士となっているのだ!


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