親愛なる山ちゃんへ、漢塾塾長より言葉を贈る
山ちゃん!何でお前は、山ちゃんと呼ばれるんだ?その理由は、名付け親である俺にも分からない。いや、正確に言えば、俺は名付け親であって名付け親ではない。漢塾遠征での帰りに、某歌手の「もらい泣き」を聞いていたら、俺の頭の中に「山ちゃん!」という声が聞こえたのだ。俺は、この声を聞いた時、震えが止まらなかった。あまりにもの感動で涙があふれそうにもなった。これこそ神のお告げだと思った。
そして悟った。山ちゃんは、山ちゃんと呼ばれるために漢塾に入塾したのだと。この誰もが口にだすことのない、ましてや名付け親の俺でさえも100%と言っていいほど、口にだすことのない「山ちゃん」という呼び名に親しみが湧かないのは当然だと思うが、神からの有難い贈り物なので、自分は「山ちゃん」だということをよく自覚しておいてくれ。
こんな馬鹿なことに字数を費やすわけにはいかないので、ここから本題に入らせてもらう。山ちゃんよ、お前は近々結婚するそうじゃないか。相手は学生の頃から付き合っている人らしいな。よくぞ、ここまで付き合ってこれたものだな。俺は長く続いた付き合いがないから、このことにおいてはお前のことすごいと思うぞ。これも、お前の誠実さと、お互いの愛があってこそのものだろう。今後の参考にしたいので、また今度、結婚に至るまでの経緯を教えてくれ。
ところで、山ちゃん!最近、筋トレをやっているのか?ダンベルセットを購入してから、もう2年は経つよな。あれからこつこつと続けていれば、今頃はブルース・リーのような鋼の肉体になっているはずなのに、見たとこ全然変わってないやないか。さては、お前!筋トレをやっていないな。
いろいろ忙しいのは分かる。私が勧めて、断れずに購入したのも分かる。でも、購入したということは、多少でも強くなりたいという気持ちがあったからだろう?全くそういう気持ちがないのならば、購入しないはずだ。物事を続けられないようではダメだ。購入したからには、そこそこでもいいからやってくれ。やれば強くなる、強くなれば、それが自信になるんだ。
誤解して欲しくないのは、体を鍛えることが一番大事ではないということ。一番大事なのは、心を強くする、豊かにすることだ。体を鍛えることだって、心を強くする一要素に過ぎない。心を強くするには、他にやらなければ、経験しなければならないことがたくさんある。その一番簡単な体を鍛えることができないようでは、到底、心を強くすることなんてできないぞ。
山ちゃん!お前は、漢塾の中でも、塾長の俺に次いで3番目に根性がある漢だ。お前の闘志と根性は、幾多の漢塾のイベントや、自転車で一緒に走りに行った時のお前の走りを見てきたことで、俺が一番良く分かっているつもりだ。
それだけの闘志と根性があれば、少々のことは出来ると思うぞ。さあ、もたもたしている時間はない、俺の言うとることが分かったら、今すぐにでも筋トレをやってくれ。そして、ある程度にでも鍛えられたならば、そして、嫁さんの理解が得られたならば、来年、俺達と一緒に遍路に行こうじゃないか。俺は楽しみにしているぞ。
俺は、子供をたくさん作れとか、社会に貢献しろとかの堅苦しい決まり文句は言わない。俺が言いたいのは、結婚しても漢を磨き続けろ!ただそれだけだ。
最後に漢塾塾長として、同じジャニーズ系の先輩として、どんなに苦しい時も、挫折しそうな時もこの言葉を思い出して励みにしてもらいたいということで、お前に最良の言葉を贈る。俺には、この言葉しかないから、もう分かっているだろう。「前へ!」
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