Road To 大分 Reserve1

これまでの（第四弾まで）走ってない箇所を走らせる目的で行うリザーブラン。今回は、第一弾のリザーブランで、スタートは勿論、萩市役所からだ。

海側い新しい道ができたため、ガラガラの鎖峠。以前は、この道しか無かったから、自動車の往来が結構あったのだが、今では、たまに通るだけ。おかげで走りやすかった。

田んぼに咲くレンゲの花が春を感じさせる。そう今は春。だが、この日は風が強く、日が照らないので寒かった。そのため、ジっと待機しているのは辛かった。塾生達はこの方が走りやすいと言っていたが。

漢塾ラン初参加の達ちゃん。ここは22～23㎞地点。既に、漢塾ランの洗礼を受けて、足が痛くなっていたようだ。だが、元々陸上をやっていたということもあり、そのペースはなかなかのものだった。

30㎞を越えた地点で、アブノーマル小野と久々の再会を果たす。腹が減っていたらしく、私がお薦めのブドウパンを、美味しそうに食されていた。ゴールまではあと13㎞。アブノーマル小野とは、これが最後の再会となった。

アブノーマル小野と、達ちゃん達は、6～7㎞の差がついていたので、”しばらくは大丈夫”と思いクルマの中で寝ていた。 ところが、目が覚めて前を見たら、山ちゃんがクルマの前を通り過ぎて100ｍぐらい先を走っているではないか。”これはやばい！”と思い、すぐに追っかけて給水させた。山ちゃんも私に気が付かなかったという。

すぐに達ちゃんを追跡。達ちゃんは、山ちゃんの1.5㎞ぐらい先を歩いていた。この場所は、前回達ちゃんを給水させたポイントから10㎞ぐらい離れていた。なかなか私に会えないので、道を間違えたかと思ったらしい。既にかなり足を痛めていたが、笑顔の達ちゃん。その精神力の強さは、なかなかのものだ。

最終給水ポイントで、燃料補給する山ちゃん。いつもながら、足を引き摺るくらいに足を痛めていた山ちゃんだが、これまでの経験上、ゴールするのはまず間違いなかった。ここからゴールの楊貴館までは、あと5㎞である。

私が到着したより、1時間半も早く到着していたアブノーマル小野。最初、どこにいるのか分からなかったので、しばらくは探しまわることを余儀なくされた。だが幸いにも、10分ぐらいで探し出すことができた。 これまで、第四弾まで通して参加してきたアブノーマル小野。”何でまたお前が？”なんて思わないように。 漢塾ランには、絶対不可欠のアブノーマル小野。今後のリザーブランにも参加は決定である。勿論、寒中水泳も。

約1年ぶりの楊貴館。当然ながら何も変わってない。ここで、入浴しようかとも考えたが、入浴客が多いであろう事と、”俵山温泉に行きたい”という声があったので、やめた。

約7時間半という苦しみの時間を耐え抜きゴールする達ちゃん。ゴールした時、その胸に何が去来したであろうか。これから、2～3日は洗礼を受けた足の痛みと闘わなければならないと思われる。

達ちゃんの30分後にゴールした山ちゃん。どんな苦しそうな姿を見せようとも、最後には決めてくれる山ちゃん。その安定感はさすがである。

小川のほとりに、古い旅館が立ち並ぶ風情ある眺め。ここは元々湯治場なので、観光客の他に1週間以上の長期に渡って滞在する湯治客も。

私達が訪れた時は、ちょうど祭りの最中で、ちんどん屋の格好をしたおっさん達が温泉街の中を練り歩いていた。手前に見える”川の湯”は、私が好んで入浴に来ていた公衆浴場だが、残念ながら今年の1月２０日をもって閉館したとのことだった。

やむなく”川の湯”のすぐ近くにある”白猿の湯”へ行った私達。祭りの期間中ということで、料金が子供料金になっていた。ラッキー！疲れと痛みを癒すということもあって、結構な長風呂に。入浴後のコーヒー牛乳を美味しそうに飲む山ちゃん。

コーヒー牛乳を美味そうに飲む達ちゃん。疲れが顔に滲み出ている。初めての漢塾ランなのに、全く危なげもなく完走したのは見事である。苦しいことでも、それを感じさせることなく淡々とこなしていたのも大したものであった。今回のランでは、達ちゃんの精神力の強さというものをまざまざと見せつけられた。

入浴後、温泉街を散策。残念ながら、祭りは終っていた。屋台で若い兄ちゃんが焼いたタコ焼きを買って食ったが、マズかった。

やっとありついた昼飯兼晩飯。小野たっての希望で、長門市内の”長崎ちゃんめん”へ。腹が減っていたし、久々なので、それなりに美味く食えた。この店にどことなく懐かしさを覚えたと思ったら思い出した。4年前の角島ランでもここへ寄っていたのだ。