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眺め
海沿いに敷設された線路とトンネル。風情ある景色である。 |
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亀山
写真の真ん中にポツンとある小さい島みたいなのが、私が小学生~中学生の頃に飛び込みをしていた通称「亀山」である。高さ7~8mのところから、岩と岩の間を狙って垂直に飛び込んでいたのだが、今では恐ろしくて、とても同じことをすることはできない。 |
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パンク
スタートして、30分も経たないうちにいきなりのパンク。スネークバイツかと思いきや違った。タイヤの空気圧が足りないのに、スピードを出して大きい石を踏んだことが原因であった。 |
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交替
私の手際が悪いのを見ていられなくなったのか、いつの間にか私に代わってパンクの修理するハメになったアホの末。滅多に人が通らない場所であるからか、何十匹というヤブ蚊が群がってきて、血を吸われまくった。私も報復攻撃して、何匹も殺したが、それでもキリがなかった。 ジっとしている私達は、ヤブ蚊にとっては、格好のご馳走であったに違いない。 |
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休憩
旧三隅町のとある神社で休憩。この頃から、アホの末の体調の雲行きが怪しくなり始めており、しきりに下を向いてブツクサつぶやいていた。 |
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ヒデオ
替えのタイヤチューブが無くなったので、長門市内のヒデオサイクルへ。店内には、格好良いマウンテンバイクやサイクリングバイクが飾ってあった。それを見て思ったのが、”格好良い!”と思ったものは、まず10万円以上はするということだ。 |
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始まり
アホの末のこれから始まる長い苦しみの始まり。湯本温泉に入る手前のローソンで休憩したのだが、ここでは、買ったものも満足に喉を通らず、下を向いて「具合が悪い!」と、連呼していた。せっかくのサイクリング日和なのに、勿体ない!こいつは、お遍路の時も毎回だったが、肝心な時は、いつもこうだ。 |
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俵山へ
湯本温泉から俵山へ至る、全長10㎞の長い長い上り。アホの末のペースに合わせて、ゆっくりゆっくりと上って行く。ここは、走っても上ったし、マウンテンバイクでも上ったことがある思い出深い上りである。 |
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陥落
苦しみに耐えかねて、途中でマウンテンバイクを降りたアホの末。顔色を見ると、嘘ではなくマジで体調が悪いのが分かった。ここでは、呼吸困難になり、しきりに「息が出来ん!息が出来ん!」と叫んでいた。それを聞くと、さすがの私も心配になった。ここでは、アホの末の体調が戻るまで、十分に休憩をとることにした。 |
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用意周到
山奥で用を足し、いくらかはすっきりした表情で私達の元に生還してくるアホの末。右手に持つは、私が用意していたマイトイレットペーパー。こんな形でお役に立てて、とても光栄であった。 |
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嘘つき
どうにか長い上りを上りきり、しばらく走ったところから、左折して山手に入って行く。入ったところから約1㎞の場所にある看板。最初に左折する場所に立ててある看板には、「津田農園300m先」と書いてあったのに、書いてある距離と全然違う。津田農園までは、この看板から更に500m走らなければならなかった。 |
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津田農園
農園内には、木造の風情ある小屋があり、中で休憩できるようになっている。本当は、ぶどう狩りがしたかったのだが、ぶどうは売れ行きがよくて、全て無くなってしまっていたため、やむを得ず梨狩りをすることに。入園料を100円払えば、1個だけ試食することができるので、試食だけした。 ちなみに、アホの末の右手に広がるのが、梨園である。ここでは、ほかに栗拾いも出来る。 |
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葡萄園
残念ながら、全てものが無くなっていた葡萄園。ここの農園は、巨峰を育てている。 |
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樹齢90年
樹齢90年という梨の木。先代から植えられた木であるとのこと。梨の木は、植えてから3年もすると実を結ぶらしいが、若い木は実の大きさや数、味にムラがあるらしく、この老木のようにそういうものにムラの無い実を結ぶことはできないらしい。これも、大地にしっかりと根を下ろし、様々なことを経験蓄積し、自然に順応してきた老木だからこそ出来る業。なんだか人間と似ている。 |
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試食
馴れた手つきで梨の皮を剥くセージ。ここの品種は、20世紀梨である。小粒ではあるが甘さが強く水気も多くさっぱりしており、乾いていた私達の喉を潤してくれた。ちなみに、私がいつも叔母から貰う3世紀梨のことをここの主人に聞いてみると、20世紀と赤(幸水梨のこと)を掛け合わせたものとのことだった。 ご主人曰く、「私は20世紀が好きですが、これを育てるのは手間がかかるので、最近は幸水を作る農家が多いですねえ。」とのこと。 |
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ご主人と
津田農場の主人と。物腰が低く、誠実そうな人柄のご主人。その誠実さが、梨の味にもしっかりと表れていた。人の作るものには、その人の心が表れるということを、再度認識した。ちなみに、ご主人の息子さんもチャリンコが好きで、大学生の頃に、北海道までチャリンコで行かれたらしい。今は他所で働かれているというが、この農場を継がないのかが気になった。まあ私も人のことは言えないが。 |
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家路に着く
梨狩りをする目的を果たしたということで、ここからアホの末の弱音が爆発する。「俵山温泉に入ろう。」と言っても、「目的は果たしたんやから、頼むから早く帰らせてくれ!」とか、「眺めの良い海側に抜けて帰ろう。」と言っても、「帰り道にあるところに寄るんならええけど、絶対に遠回りはせんど!」と、断固として私の要望を受け入れようとしない。体調が悪いからというのは、分かるのだが、その断り様には鬼気迫るものがあった。仕方なく、私も諦めた。 |
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彼岸花
あぜ道に咲く彼岸花。この赤く咲く花は、季節が既に秋であることを教えてくれる。 |
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大寧寺
帰りに湯本にある大寧寺に寄る。毛利氏の前にこの地を治めていた大内氏の頃から続くこの寺は、600年以上の歴史を誇る曹洞宗の寺である。春には、桜が、秋には紅葉が綺麗なことでも有名。 |
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建築中
本堂の隣には、別のお堂を建築中であった。次に来る頃には出来ているかも。 |
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語らう
調子の悪いアホの末を放っておいて、漢塾通信についてセージと語らう。休憩中に友と語らうのも、サイクリングの醍醐味である。セージは、漢塾通信に書いたことで、私も忘れたことを良く覚えていていた。 漢塾通信は何のメッセージ性も何の意味もない、くだらない戯言を並べただけのものだが、セージのような身近な者が定期的にチェックしてくれていることが嬉しかった。書けることよりも、書きたくても書けないことの方が多いが、これからも戯言を発信していこうと思う。 |
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ズル
ズルして、私に自分のマウンテンバイクを引っ張らせるアホの末。「ぶち楽ぅ~!」と言って、しきりに喜んでいた。平地だから、引っ張れるが、さすがにこれが上りだと私の馬力でも無理である。 |
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ガッつり
細身なのにガッつりいくセージ。この男、見かけによらずなかなかいける。嫁さんに、腰回りが大きくなったと指摘されたことをしきりに私達にアピールしていた。見た目には、よく分からないのだが、嫁さんが言うのだから本当であろう。それはともかく、こいつは回を重ねるごとにどんどんストロングになっているように感じた。これなら、もう何所へだっていけるはずだ。 |
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鎖峠
鎖峠の上りの途中で、あまりもの体調の悪さからマウンテンバイクを降りて横になるアホの末。よほど具合が悪かったのだろう。鎖峠の頂上へ至るまでに4回も休憩をした。休憩をしても横になるだけで、私達と会話をすることは殆ど無かった。アホの末にとっては、この頃が一番辛かったのかもしれない。 |
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到着
俵山から3時間半もかけてようやく萩に到着。アホの末は、誰よりも一番に到着したことを喜んでいた。実際に、「今までやった中で、萩に到着したことがこんなに嬉しかったことはない!」と言っていた。長い時間苦しんだのだから、それも当然かもしれない。苦しみに耐えた、こいつの根性は大したもの。だが、こいつは根性の見せ方が間違っている。こんな根性の見せ方をするものではない。もっと正しい根性の見せ方をすべきだ。10月は、私の都合で無理だから、今度このメンツで何所かへ行くのは11月になる。 |
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