後悔

自分の人生を振り返ると、後悔していることがたくさんある。いつもは気にはしていないが、残念ながら、何かをきっかけとして思い出し、ズーンと気持ちが沈みこむことがたまにある。思い出すと、「あの時はこうしておけば良かった。」「あの時は、こうしてはいけなかった。」と、後ろ向きになってしまうのである。

後悔している中でも、最近、夢で見て思い出したのが、高校生の頃にやっていたラグビーのことである。

私の高校はラグビーの名門高ではなかったが、私が3年生の時のチームは県内でも3強に入るぐらいにそこそこ強かった。名門高と試合をしても良い勝負をしていたし、体も大きかった。また、スクラムにおいては県内でも最強であった。11月に行われる花園予選を目標に皆で一丸となって頑張って練習しさえすれば、花園行きの切符にも十分手が届くものと思われた。

そのことは、私の生涯の師である監督もそう考えていたようで、6月の最後の試合(一応、進学校だったので、受験勉強のために6月を最後の試合としていた。)を終えた後に3年生を集めて「受験勉強もあるだろうが、このチームなら死にものぐるいで練習すれば花園に出場できるから、11月まで部に残ってくれないか。」と、強くお願いされたことは記憶に強く残っている。

その時は、沈黙したまま誰も「うん。」とは言わなかった。私も含めて何人かが悩んでいたが、全員とりあえずラグビーのきつい練習から解放されることを望んでいたからである。結局、3年生は6月で引退したのだが、一部の者を除いては、ろくに受験勉強もせずに殆どの者が遊んでばかりいたように思えた。

しかし、そのうち遊びにも飽き、ラグビーへの絶ち切れない思いから、3年生の中でもう一度ラグビーをやりたい有志8人を集めて、花園予選の1ヶ月前に部に復帰はしたものの、夏のきつい練習を乗り越えてないことと、レギュラー全員が復帰してないことから、2回戦で敗退したのである。中途半端なことをした故の当然の結果だった。

部に復帰するぐらいラグビーが好きなら、ラグビーを離れても受験勉強に打ち込まないぐらいなら、監督にお願いされた時に皆を説得して、最初から部に残って本気で花園を目指せば良かったと、今でも思うのだ。

花園出場を目指すという、あの時しか、一生に一度しかできないことに挑戦しなかったということは、一生の後悔として残る。いつかは、これも青春の良い思い出として肯定的に受け止められるようになりたいのだが、今はあまり思い出したくない思い出である。

自分の人生を振り返ると、後悔していることがたくさんある。いつもは気にはしていないが、残念ながら、何かをきっかけとして思い出し、ズーンと気持ちが沈みこむことがたまにある。思い出すと、「あの時はこうしておけば良かった。」「あの時は、こうしてはいけなかった。」と、後ろ向きになってしまうのである。
後悔している中でも、最近、夢で見て思い出したのが、高校生の頃にやっていたラグビーのことである。
私の高校はラグビーの名門高ではなかったが、私が3年生の時のチームは県内でも3強に入るぐらいにそこそこ強かった。名門高と試合をしても良い勝負をしていたし、体も大きかった。また、スクラムにおいては県内でも最強であった。11月に行われる花園予選を目標に皆で一丸となって頑張って練習しさえすれば、花園行きの切符にも十分手が届くものと思われた。
そのことは、私の生涯の師である監督もそう考えていたようで、6月の最後の試合(一応、進学校だったので、受験勉強のために6月を最後の試合としていた。)を終えた後に3年生を集めて「受験勉強もあるだろうが、このチームなら死にものぐるいで練習すれば花園に出場できるから、11月まで部に残ってくれないか。」と、強くお願いされたことは記憶に強く残っている。
その時は、沈黙したまま誰も「うん。」とは言わなかった。私も含めて何人かが悩んでいたが、全員とりあえずラグビーのきつい練習から解放されることを望んでいたからである。結局、3年生は6月で引退したのだが、一部の者を除いては、ろくに受験勉強もせずに殆どの者が遊んでばかりいたように思えた。
しかし、そのうち遊びにも飽き、ラグビーへの絶ち切れない思いから、3年生の中でもう一度ラグビーをやりたい有志8人を集めて、花園予選の1ヶ月前に部に復帰はしたものの、夏のきつい練習を乗り越えてないことと、レギュラー全員が復帰してないことから、2回戦で敗退したのである。中途半端なことをした故の当然の結果だった。
部に復帰するぐらいラグビーが好きなら、ラグビーを離れても受験勉強に打ち込まないぐらいなら、監督にお願いされた時に皆を説得して、最初から部に残って本気で花園を目指せば良かったと、今でも思うのだ。
花園出場を目指すという、あの時しか、一生に一度しかできないことに挑戦しなかったということは、一生の後悔として残る。いつかは、これも青春の良い思い出として肯定的に受け止められるようになりたいのだが、今はあまり思い出したくない思い出である。


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