ささやかな抵抗

うちの嫁は看護師で、勤務が不規則であるからして、休日が一緒になることは少ない。それはそれで、自分の好きな事ができるから結構なのだが、この時に問題になるのが昼飯である。

基本的に嫁は、休日の私の昼飯を用意してない。それならそれで、冷蔵庫にある食材で何か作って食うし、前日のおかずの残りがあれば、それを食うから問題ない。

問題なのは、前日のおかずも冷蔵庫の食材も無かった時のことだ。この時ばかりは、私も路頭に迷うようになる。

金を置いておいてくれれば、どうにかなるのだが、置いておいてくれることはまず無いので、たちが悪い。

最初の頃は、自分の小遣いで昼飯を食いに行ったり、食材を買って昼飯を作ったりしていた。

だが、”生活費を渡しているのに何で俺の小遣いから?生活費の中に俺の昼飯代も入ってるんじゃないの?”との思いから、抗議の思いを込めて、最近はそれもしなくなった。

よって、家に何も無い時の昼飯は、”食パンのみ”とか”ごはんのみ”とか、”ミカンのみ”である。

嫁が帰った時に、「今日は○○しか食わんかったぞ!」とか、「家に何も食うものが無かったね!」と、あてつけがましく言ってやるのだが、「あっ、そう!」の一言だけで、悪いことをしたとも何とも思ってないようである。

私のささやかな抵抗も効果はないようだ。


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