申し入れ

「あのダンベル邪魔やし、この部屋のインテリアに合わないから、どこかへ持って行ってちょうだい!」と、妻が私に申し入れてきた。

確かに、私のデカいダンベルは場所を取る。

「これもインテリアの一部と思って我慢してくれぇや!」と応えると、「部屋を清楚で可愛くしようと思っとるのに、そんなムサ苦しくてデカいのがあると、部屋の調和を乱すんよ。捨てるなり、実家に持って帰るなりしてちょうだい!」と、妻。

どちらもしたくないので、とりあえずは「良い方法を考えておくから、今のままにしておいてくれ。」と言って、何とかその場を逃れた。

私の家では妻の言う事は絶対である。こいつを中心に物事が回っており、逆らうと、小遣いが貰えなくなるので、逆らうことは出来ない。

私にとってダンベルは、逞しい腕を作るために無くてはならないものだが、そういうことに興味の無い妻にとっては、ただの大きな鉄の塊にしか過ぎないのだろう。

約束を破ったら、私のいない間にバラして捨てると言うから、このままうやむやにも出来ない。

現在、どうすれば妻のOKを貰えるかを思案中である。


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