心の旅路

漢の旅路を無事に終え、テルさんと私共に普段の生活に戻ったわけだが。

あれから一週間が経ち、この漢の旅路における思い出が自分の中で様々な感情により醸造されて日を追うごとに感慨深いものになっていることを感じる。

池田湖でのイッシー探索、知覧での特攻記念館の拝観、鹿児島市内での西郷隆盛という偉大な漢の足跡の追っかけ、霧島の高千穂ヶ峰への登頂、根性屋宮崎支部のターザンさんやマウンテンさんを始めとする方々との懇親会、航空自衛隊新田原(新田原と書いてニュータバルと読む)基地内の見学、根性屋宮崎支部のメンバーであるケイ君との腕相撲、宮崎市周辺の観光など、その内容は非情に密度の濃いものであった。

5日間という短期間に詰められるだけのことを詰め込んだ。何年分かの経験を一気にしたかのような感じ。どれもが私にとって一生忘れえぬ、良き経験となった。

これも、漢の旅路を考案され、最初から最後に至るまでの入念なスケジュールを立て、様々なことを手配してくださったテルさんのおかげである。

そして、今になって強く思うのは、漢塾塾長とは名ばかりの私のようなくだらない人間を自分の親類や友人に会わせてくれたり、自分の歴史や経験といったものを包み隠さず私に話してくれたテルさんの人間としての器の大きさだ。

テルさんが私にしてくださったことを話してくださったことを思い出す度に、感動で心が震える。

今回の私達の漢の旅路は、テルさんと私とのお互いの心と心の距離を縮める、絆を深める心の旅でもあったように思う。

そう、今回の漢の旅路は正しく心の旅路でもあった。


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