突然に

龍馬伝の最後のシーンを何度も見た。

それまで痛快無比ともいえる活躍をしてきた主人公のあっけない最後。

主人公の最後を知っているから、驚きもしないのだが、あまりにもあっけなかった。

あのような偉大な人物が、あのような惨い死に方をするなんて。いや、大きなことをやってきた反動として、あのような死に方をしたのかもしれないけど。

思うことは、自殺を除けば、死に方は自分で選べないということ。

そして、死は突然やってくるということ。

そういうことをいつも考える必要はないが、時々考える。

考えると、怖くなると同時に生きていることをとてつもなく有難く感じるようになる。

誰もがいつかは経験しなければならない人生における一大行事。

考えたくはないが、時々考える。


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