四国八十八ヶ所第一弾完了 ~新潟の気弱くんへ~

四国八十八ヶ所巡礼は、予定の徳島県内23ヶ所を巡礼し、無事終えることができた。自分にとって得ることの多い、大変有意義な旅だった。

たくさんの人と出会い、たくさんの人にお世話になった。道端で休憩していたり、歩いていたりすると、必ず誰かから声をかけられた。

全ての出会いが運命の出会いと言えるものだったが、中でも高野山の若いお坊さんと、新潟県の気弱くんとの出会いは自分にとって一番印象深いものだった。

2人とも若いながらも大した人物だった。お坊さんの方は、若いが故に世間知らずのところもあるが、大変素直で求道心のある、強い眼を持った子だった。

気弱くんの方は、気が弱くて人と接触することが苦手ながらも、私達を遥かに越える根性と体力の持ち主だった。

自分と10も歳が違う彼らを、私は素直に尊敬した。彼らなら道さえ間違わなければ、将来、立派な人物になるはずだ。

皆、何かを背負って歩いていた。リュックの重さだけではない、それぞれ違う何かを背負っていた。背負うものの重さも、大きさも人それぞれ違うが、痛い脚を引き摺りながらも一生懸命、前に進む姿を見ると、涙が出そうになる時もあった。

たくさんのことを感じた。何を感じたかは、レポートで詳しく述べさせてもらうことにする。まだ、全行程終えたわけではないので、今こういうことを言わせていただくのは、どうかとも思うが、もし、私のレポートを読んで、多少なりとも興味を持たれたならば、将来、人生の転機となる時にでもやってみることをお勧めする。私もいつかは、歩くことをやってみようとは思っている。

厳しい道程ながらも、美しい自然と人情に抱かれて、自分を見つめながら歩くことは、必ず自分に何かをもたらすはずである。

たった5日間という行程で、すっかり巡礼の虜になってしまった。虜にするものが何かは、今はまだ、分からない。しかし、私を虜にするだけのものが、そこにはある。

追伸

新潟の気弱くんメールどうも有難う。君の根性ならどんなことだって乗り越えていけるはずだ。マウンテンバイクを買ったのはGoodだ。今度は、パソコンを買って漢塾をお気に入りに入れるように。漢塾のホームページは、毎週更新するつもりだから、今後もご愛読よろしく。

意見等あれば、どしどしメールくれ。その際は、返事を出したいので、携帯のメールアドレスでもいいから教えてくれ。

では、健康には気をつけて、今後も精進してくれ。


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