野中塾長セミナー

防府市の炎腕馬場道場に無差別級の全日本チャンピオンにもなられたことのある野中塾長が、アームレスリングのセミナーをしに来られるというので、セミナーを受講しに行った。

野中塾のホームページで、野中塾長の姿を拝見した時は、「恐そうな人。」という印象だったが、実際にお会いしてみると、そんなことは全くなく、気さくで面白い人という印象だった。

野中塾長のセミナーは、まずは本物のアームレスラーになるための心構えに始まり、質疑応答、レフェリングのやり方、試合ではない練習のやり方、実戦練習という具合に進んでいき、そのあまりに密度の濃い内容から、3時間という予定時間はあっという間に過ぎ去った。

実戦練習で垣間見せていただいた野中塾長の次元の違う強さにも驚いたが、それよりも驚いたのは、野中塾長の論理的で理路整然とした説明や指導の仕方だった。おかげで、頭の悪い（アホの末よりは良いが。）私にも骨の髄まで染み渡るほど、野中塾長の言われることは良く分かった。

おまけに私の好きな坂本　龍馬や高杉　晋作のことも良く知っておられたのには驚いた。しかし、まさか高杉　晋作の「おもしろくこともなき世をおもしろく」という辞世の句まで知っておられるとは！さすがはアームレスリングに武士道を持ち込んだ漢である。

野中塾長の生き方は、侍の生き方そのものである。私のような凡人には、侍の生き様は真似できないが、教えていただいた練習方法や本物のアームレスラーになるための心構えは真似できる。さっそく教えていただいたことを今後の練習に試合に活かすつもりである。

参加して良かった野中塾長のセミナー。野中塾長のおかげで、今直面している壁を越えられそうな気がする。