ラストラン

来週の11月25日をもって、第5弾まで続いた出雲ランは幕を閉じる。第一弾を去年の6月に始めたから、ラストランに至るまで、実に1年6ヶ月もの長き時間を要したことになる。

昨年は第4弾までの4回を行ったのに対して、今年はこれ一回のみの開催。本来であれば、5月にラストランを終えて次のプランを実行するつもりだった。しかし、出雲ランの主役である炎の男の吉田の都合がどうしてもつかなかったため、ここまで引っ張ってしまった。

第4弾を終えてから約1年の間、このラストランのことを忘れたことはなかったが、たくさんのイベントの陰に埋もれて、自分の中でその存在は薄くなってしまっていた。別に何時でもできるのだから、都合の良い時に行えばいいやというお気軽な気持ちになったこともあった。だが、このラストランを終えない限りは、次のプランを実行することはできないし、いつまでも同じイベントを引っ張ることはしたくない。そう思い、今年中に終わらせるために何が何でも吉田が船から降りている間に行おうと、皆のスケジュールを無理やり調整した上での今回の実行となったのだ。

ラストランは、多岐町の道の駅から出雲大社境内の入口までの約30㎞。今までのランでは距離が一番短いのだが、油断は禁物だ。油断はケガのもとである。ケガをすることなく最後をきちんと締めくくらなければ、ここまでやってきたことが台無しになってしまう。有終の美を飾るためにも、油断することなく自分なりの走り方で、とにかく走ることに没頭しなければと思っている。

出雲の地は、私の思い出がたくさん詰った地である。私自身も格別の思いで、このラストランを迎える。


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