撃沈

炎腕さんのアームレスリング大会に参加させていただいた。炎腕さんの大会に参加させていただくのは、馬場道場杯も含めれば、これで3回目になる。私のような試合経験の少ない者にとっては、こうやって近場で頻繁に大会を開催していただけることは有難いばかりである。

今度こそは優勝してやろうと意気込んで大会に臨んだのだが、はっきりいって自信はなかった。ここ3ヶ月ぐらい、上級者の方々に胸を借りてきたものの、理解力が乏しく運動神経の鈍い私は、せっかく教えて頂いたことを何一つ自分のものにしてなかったし、また、練習をしても以前より強くなったという実感を得てなかったからである。

案の定、予選はまぐれで通過できたものの、決勝では良いところを一つも見せることなく見事に全試合とも撃沈された。まあ、今の自分の実力ではこんなものだろうと納得できたので、悔しさはあったが、それよりも自分の不甲斐なさを恥じた。そして、落ち込むことなく、これからもっともっと練習を積まなければならないという気持ちが湧きあがった。自分が弱いと思えば、今より強くなりたいと思うのであれば前に進むしかない。下を向いている暇などない。

幸いにも私は自信過剰というか、楽天的というか、もっともっと自分が強くなると思いこんでいる。そのためには、もっと謙虚に！もっと情熱的に！とりあえずは、明日から練習だ！

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