究明
寒中水泳で、海の中の砂中に潜む何者かに足の裏を刺された。あれから3週間近く経つが、今でも何かの拍子に”ビシッ!”という痛みが襲ってくる。しかも両足にである。
アホの末も含めた何人かは、1週間ぐらい痛みがあったと言っていた。そのようなことから判断しても、犯人は、毒を持った何者かであることは間違いない。
実は、私は当日、家に帰って刺繍針を使い、刺された箇所から、シャープペンシルの芯の半分くらいの細さの針らしきものを取り出していた。
針の長さは3~4mmほど。先端だけが赤い色をして他の部分は無色透明であり、同じようなものを3本ほど取り出した。
今まで見たこともないようなものであったので、インターネットで調べたが、それが何者のものかは分からなかった。
ウニのものにしては細すぎるし、刺されたのは砂中であることから、クラゲのものとも考えにくい。そこで思いついたのが、毒針で攻撃して魚などを捕食する”アンボイナ”などのイモ貝類である。
ただし、この貝は熱帯~亜熱帯に生息する貝であり、日本では鹿児島以南に生息しているため、そこよりずっと北の、しかも日本海側に生息しているとは考えにくい。
また、この貝の毒は全般的に強力で、下手すれば人間でも死ぬほどの猛毒を持っているものもおり、刺されて、この程度で済むとも考えにくい。
よって、今のところ、私達を刺した犯人は判明していない。
用心のため来年以降は、サンダルを履いて海中に入るから、このような被害には遭わないと思われるが、犯人が分からないのは悔しいし、やられたままでは面白くない。
だから、犯人が何者かを特定するために、海底の砂をすくって調べてみようと思う。それで、おそらく犯人が何者かが分かるのではなかろうか。
海水浴に併せてやってみるつもりだ。
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