放棄

おかずを2品にするということで、私が決めたこと。

金のかかるスーパーの惣菜を買うのをやめ、全て手作りにするということである。

そのために私がすべきことは2つ。

土日のどちらかに1週間分の鶏の唐揚げを揚げることと、毎朝いつもより15分ほど早く起きるということ。

1週間分の鶏の唐揚げを揚げるということは、朝の忙しい時間の負担を減らすためである。これをやっておくことで、朝につくるおかずが1品で済む。

15分早く起きるということは、もう1品を作るということ。作るといっても、卵焼き焼いたり、ウインナーを炒めたりと、簡単なことしかしないのだが、毎日これをやることで、おかずに多少なりとも変化がつけられる。

おかげで、おかずを2品にするという目的は達成出来、以前よりは昼飯で満足感も覚えられるようになった。これも今までにやらなかったことをやるようになった、私の努力の成果である。

だが、しかしである。学生の頃から自炊はしていたし、今でも週の半分くらいは晩飯を作ったりするから、味付けは問題ないものの、弁当の中のおかずが分かっているのは面白くない。

手作り弁当の醍醐味は、”今日は何が入っているかな?”というワクワク感である。自分で作るから、そういった楽しみを放棄してしまうようになるのだ。

些細なことかもしれない。時が経つにつれてどうでも良くなることかもしれない。でも、今の私には大きいことである。


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