仕事
仕事を終えて、久々にアパートに早く帰ったため、この日夜勤の嫁の弁当を作った。
いつもは、作り貯めをして冷凍しておいた唐揚げや芋の天麩羅、卵焼きなど、2~3品しか入れないのだが、この日は時間があるため、おかずを作って品数を増やすことにした。
弁当に入れる品は、焼魚、白菜の蒸し物、芋の煮物、ウィンナー炒め、ポテトサラダの5品だ。
ポテトサラダは、おかん手製のもの、ウィンナーは炒めるだけ、焼魚は魚を焼くだけなので、腕を振るうは白菜の蒸し物と芋の煮物だけ。
毎日、台所に立っているだけあって、私の手際は男としては、なかなかのもの。1時間少々で、晩飯のおかずと弁当を作り上げることが出来た。
出来上がった弁当を見た嫁の反応もなかなかのもの。
「すごいねぇ!ようやったねぇ!これぐらいの弁当を毎日作ってよ!」と、嫁。
それを聞いて、「そうか!そうか!朝は面倒臭いから無理やけど、お前が夜勤の時に俺が暇やったら作ってやるからな。」と、得意げに私。
一球入魂した弁当を喜んでもらえたのが嬉しくて、また作ってやると言ったのだが、時間が経ってから、ふと思った。
“弁当作りは、もう完全に俺の仕事になっているな・・・。”と。
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